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2017年12月20日(水)

きょうの潮流

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 もこもこ、ころころの愛らしい姿。木に登ったり、母親にじゃれたり。そのたびに歓声が上がります。上野動物園でパンダのメスの赤ちゃん、シャンシャンの一般公開が始まりました▼同園でジャイアントパンダの赤ちゃんが公開されるのは29年ぶりで、初日の当選倍率は46倍にも。人気ぶりは衰えそうもありません。パンダはだいたい18カ月で親離れし、メスは4〜5歳でおとなになるといいます▼母と背中合わせでササを食べる様子がテレビに映っていました。パンダは、もともとクマの仲間。雑食性で肉や果物も食べられます。しかし、大昔にほかのクマに住む場所を追われ、ササしか生えない高山で暮らすことを余儀なくされました▼つまり生存競争に負けたことから、消化が悪くて栄養価も低いササを一日中、食べ続けることになったというわけです。生き物の不思議や進化を面白おかしく紹介する『ざんねんないきもの事典』で知りました▼毛が抜けると肌は黒い。これはホッキョクグマ。極寒の地で太陽の熱をたくさん吸収できるように黒くなったと。最近やせ細ったホッキョクグマの動画を目にしました。地球温暖化による気候変動の影響で海氷が減り続け、餌場を失い絶滅の危機にあります▼地球上に存在する生き物は数百万、数千万種とも。環境にあわせて進化してきましたが、急激な変化は滅亡をもたらします。人類だって同じです。けなげな生を慈しみ愛する。それは多様な命を守りたいというメッセージでもあるはずです。


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