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2017年12月16日(土)

核兵器の非人道性 世界へ

国際署名連絡会が会見

禁止条約否定の日本批判

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(写真)記者会見する(右から)藤森、田中、川崎、和田の4氏=15日、東京都渋谷区

 ヒバクシャ国際署名連絡会は15日、東京都内で記者会見し、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)へのノーベル平和賞授賞式(ノルウェー・オスロ、10日)と、バチカン訪問(11月)の報告を行いました。

 ICAN国際運営員の川崎哲(あきら)さんと一緒に授賞式に参加した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(てるみ)代表委員、藤森俊希事務局次長、同事務局次長でローマ法王と面会した和田征(まさ)子さんがそれぞれ報告しました。

 川崎さんは、被爆遺品や折り鶴などが多くの市民社会の力で届けられたと述べました。

 カナダ在住の被爆者サーロー節子さんとICANのベアトリス・フィン事務局長が授賞式で行ったスピーチについて、核兵器の非人道性などを世界に発信する機会となったと述べ、核兵器禁止条約に署名し、批准する国を広げることが重要だと指摘しました。

 そのうえで、「何よりも問題なのは、戦争被爆国である日本が条約に署名も批准もしないことが国民的議論になっていない。今後、議論を起こしていく」と語りました。

 田中さんは、50カ国以上の署名・批准を促す運動を行う必要性を訴え、藤森さんは、被爆樹木の種の授与式などオスロでの行動を報告。和田さんは、ローマ法王が「核抑止は意味がない」と語ったことを紹介しました。


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