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2017年12月14日(木)

沖縄新基地建設

静かな環境壊すな

市民団体が防衛省交渉 海上運搬やめよ

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 沖縄県名護市の辺野古新基地建設をめぐり、国際環境NGO「FoE Japan」と「美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会」は13日、参議院議員会館で防衛省と面談し、工事の問題点を指摘し、新基地建設の中止を求めました。

 防衛省は、環境負荷の軽減や作業効率を向上させるなどとして実施する石材の海上搬送について、1日に台船1隻で、約700立方メートル、10トンダンプ約160台分を運搬するとの方針を示しました。

 沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏は、「11月に奥港から台船で石材を運搬した際は、ダンプ50台分の陸揚げをするのに1日かかっている」と指摘し、作業効率の向上にもならないうえ港のある奥地域の静かな環境を破壊して環境負荷を増大させると強調。奥区が海上運搬のための港使用に反対する決議をあげていることにもふれ、海上搬送はやめるべきだと迫りました。

 また、防衛省は、埋め立てに使う土砂に関する外来生物侵入防止対策について、セアカゴケグモとアルゼンチンアリに一定時間の高温処理を施し、生死判定する試験を行っていることを初めて明らかにしました。

 埋め立てには約2100万立方メートルの土砂が必要とされており、北上田氏は、「すべてに高温処理するには膨大な時間とお金がかかる」と指摘しました。


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