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2017年12月14日(木)

きょうの潮流

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 平和と安全の尊さを実感した年だったから―。「北」が今年の漢字に選ばれた理由です。北朝鮮による度重なるミサイルの発射や九州北部の集中豪雨。空からの脅威に緊張と不安を抱いた1年でした▼「当たり前の日常がほしいだけ」。普天間基地の近くにある保育園の保護者が訴えています。先日、米軍のヘリからとみられる部品が落ちてきました。いつ、どこで、何が子どもたちに降ってくるか分からない恐怖。そんな日々がいつまで続くのか▼怒りが冷めやらぬ中、同じ基地に隣接する小学校に米軍ヘリからの落下物がまたも。今度は1メートル四方ほどもある窓で、校庭で体育の授業を受けていた男子児童が軽傷を負いました。大惨事になりかねない事態。憤怒の矛先は米軍とともに、それを放置する日本政府にも向けられています▼市街地の真ん中に居座り、事故が多発する世界一危険な基地。県民を力ずくで排除しながら強行されている辺野古の新基地。オール沖縄の思いが届かない現状に那覇市長は「占領時代そのもの」だと▼事故にあった保育園には「自作自演」などと中傷する電話やメールが相次いでいるそうです。基地建設に反対する市民に警官が「触るな、けがれる」と暴言を吐いたとの地元紙報道も。心ない声や敵意ある言動は、沖縄に背を向ける安倍政権の姿勢とつながります▼子どもたちの命と安全を守れ。わたしたちの空や海、地を返せ。年が変わろうとも、基地がなくなるまで続く沖縄と平和を求める人々のたたかいです。


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