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2017年12月13日(水)

酪農・畜産危機打開を

共産党国会議員団 農水相に申し入れ

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(写真)斎藤農水相に申し入れる(左から)田村、紙の両議員=11日、農水省

 日本共産党国会議員団は11日、農林水産省を訪れ、酪農・畜産生産基盤は危機的な状況にあるとし、深刻な状況を打開する対策をとるよう斎藤健農水相に申し入れました。田村貴昭衆院議員、紙智子参院議員が参加しました。

 申し入れ内容は▽加工原料乳生産者補給金は再生産が可能となる水準まで引き上げること▽新たな集送乳調整金は、現行指定生乳生産者団体が果たしている機能に見合った単価水準にすること▽国は生乳の需給調整に責任を果たすこと▽CPTPP(包括的・先進的環太平洋連携協定)、日欧EPA(経済連携協定)など自由化交渉は中止すること―など9項目です。

 紙氏は、北海道で離農に歯止めがかからないとし、補給金を確保するとともに、農業の基盤を再生し、安心して酪農が続けられるように対策が必要だと強調。田村氏は、酪農家も宮崎県の和牛生産農家も、先行きへの不安が大きいとし、畜産・酪農家の不安に応える国の支援を求めました。

 斎藤農水相は「私の地元も酪農・畜産が盛んだが、生産基盤が崩れないようしっかり体制を整えたい」などと答えました。


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