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2017年11月26日(日)

誰もが安心の医療を

全国患者・家族集会開く

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(写真)開会あいさつする伊藤実行委員長=25日、東京都台東区

 難病やがん、長期慢性疾患の患者や家族らは25日、誰もが安心して医療を受けられる社会をめざし「全国患者・家族集会2017」を東京都内で開き、200人超が参加しました。主催は同実行委員会と日本難病・疾病団体協議会。

 伊藤たてお実行委員長が開会あいさつ。国際ジャーナリストの堤未果氏が特別講演しました。

 堤氏は、米国の国民皆保険は民間保険制度で保険会社が患者と医者の間に立ち、社会保障ではなくビジネスになっていると指摘。外国企業が日本への参入をすすめようとするなか、「それを阻むのは国民皆保険、当事者の声、憲法25条(生存権)、国民が知ること、小さい連携です」と述べました。

 遺伝性で結合組織が変化し骨格や目、心臓血管に変形が起こる、難病のマルファン症候群患者の猪井佳子・日本マルファン協会副代表理事が「遺伝性疾患は特別なものではなく、支援があれば病気を持ちながら働けるという認識が広がってほしい」と発言。日本肝臓病患者団体協議会の米澤敦子常任理事が「80歳以上のC型肝炎患者に医療費の無駄と治療をしてくれない問題が起きている。年齢に関係なく治療を」と訴えました。

 「すべての患者と家族の困難と生きづらさが解消され、人としての尊厳が守られ、未来への希望を持つことができる社会が一日も早くに実現することを心から願っています」とする集会アピールを採択しました。

 各党の国会議員が参加。日本共産党からは高橋千鶴子衆院議員が参加し、あいさつしました。


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