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2017年11月25日(土)

元米兵に無期懲役求刑

うるま女性殺害 検察「殺意認められる」

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 昨年4月に沖縄県うるま市在住の女性会社員=当時(20)=を殺害したとして、強姦(ごうかん)致死、殺人、死体遺棄の三つの罪に問われた元米海兵隊員で、当時軍属だったケネフ・シンザト被告(33)の裁判員裁判の論告求刑公判が24日、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)であり、結審しました。検察側は、被告の犯行には「殺意が認められる」として無期懲役を求刑しました。

 被告弁護側は、強姦致死と死体遺棄については認めていますが、殺人を否認。殺意の有無が争点となっています。判決は12月1日。

 検察側は論告で、被告が被害者の首を複数回刺したなどとする逮捕後の供述は、具体的で信用できると主張。死亡する危険性が高い行為を繰り返している点を挙げ、殺意が認められるとしました。

 また、▽性欲を満たしたいという身勝手きわまりない犯行▽計画的に準備した上、目的を遂げるため、凶器を用いて執拗(しつよう)に攻撃を繰り返しており、残忍な犯行▽ウオーキングをしていただけの女性に筆舌に尽くしがたい恐怖を与え、何の落ち度もない被害者の生命と未来を奪った犯行で結果は重大―と指摘しました。

 被害者遺族の代理人弁護士も意見陳述し、「遺族の悔しさ、悲しさは計り知れない」と述べました。

 被告弁護人は「目的は乱暴することで、その過程で死亡し、殺人の罪は成立しない」と主張しました。


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