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2017年9月22日(金)

きょうの潮流

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 米下院にトランプ大統領の問責決議案が出されています。白人至上主義を擁護する8月のトランプ氏の発言に抗議して提出されたものです▼発端はバージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義団体らによる暴力事件。抗議する市民にネオナチとみられる男が運転する車が突っ込み、32歳の女性が亡くなりました▼トランプ氏が「双方に非がある」と差別主義者を擁護し、各界から非難が殺到。「(トランプ発言は)米国を代表するものではない。そういわなければならないと考えた」。決議案を提出したナドラー下院議員は米誌に語っています▼この決議とは別に上下両院は、人種差別をあおる勢力にはっきりと反対するようトランプ氏に迫る合同決議を全会一致で採択。トランプ氏は今月14日に決議に署名したものの、同時に出した声明で白人至上主義者たちを名指しして抗議せず、再び批判を浴びています▼翌日にはカリフォルニア州議会下院が、連邦下院の問責決議案を支持する決議を採択。提出した議員は「もはや大統領の言動を容赦しない」と述べました。米人気歌手のアリアナ・グランデさんらはシャーロッツビルで事件被害者を支援する公演を予定。差別を許さぬ米国民の決意を感じさせます▼安倍政権のもとで日本でも、在日韓国・朝鮮人などへの差別の嵐が吹き荒れました。最近でも東京地裁は、朝鮮学校を高校無償化の対象から除外したのは適法だと不当判決を出しました。差別許さぬたたかいは日本でも問われています。


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