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2017年8月30日(水)

堺市長選 9月24日投票

隠しきれない執念

竹山市長「堺なくすな」 きっぱり反対

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 堺市長選をめぐり、大阪維新の会(代表・松井一郎大阪府知事)は、大阪市も堺市もなくし権限と財源を吸い上げる「大阪都」構想を「争点にしない」と逃げの一手です。しかし、維新の執念は隠せず、3選をめざす竹山修身市長は「『大阪都』構想は百害あって一利なし」ときっぱり反対を表明しています。

 竹山氏は28日の市民集会で、2011年11月の大阪府知事・大阪市長ダブル選挙に勝った当時の維新代表・橋下徹大阪市長と松井知事から、堺市も「大阪都」に入り特別区になるように言われたことを紹介。その時、竹山氏は「堺は自由自治都市。私は市民を裏切ることはできない」と突っぱねました。すると、松井氏は次の市長選で対抗馬を出すと言明。4年前の市長選で「堺はひとつ。堺をなくすな」を合言葉に竹山氏が維新候補に圧勝した経過を語り、今後とも政令市としての権限と財源を生かしたまちづくりを進める決意を表明しました。

 維新は「大阪都」をあきらめていません。15年の大阪市民による住民投票で否決されてもなお、「大阪都」の設計図を議論する法定協議会を設置し協議を始めました。来秋に再び住民投票に持ち込もうとしています。維新政調会長の吉村洋文大阪市長は堺市で「堺は周回遅れ。大阪市と大阪府の『都』構想の改革を見届けてください。必ず成功させますから」などと述べ、リーダーを代え、堺市の「大阪都」参加を促しています。

 にもかかわらず、堺市長選の争点にしたくないのは「(争点にしたら)竹山さんの思うつぼ」(松井氏)だからという姑息(こそく)な思惑からです。隠そうとしても隠せないのが維新の大看板である「大阪都」。なにしろ「住民投票はラストチャンス」「1回だけ」と言って、住民投票で否決されたら「もう一度」という維新ですから。(辺)


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