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2017年8月22日(火)

横須賀母港の米イージス艦また衝突

10人不明 マラッカ海峡でタンカーと

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 米海軍第7艦隊は21日、シンガポール沖のマラッカ海峡を航行中のイージス駆逐艦ジョン・S・マケインがリベリア船籍のタンカー・アルニックMCと衝突し、乗組員5人が負傷し、10人が行方不明だと発表しました。事故原因は不明です。

 同艦は第7艦隊に所属し、横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港としています。同基地所属のイージス駆逐艦フィッツジェラルドが6月17日に伊豆半島沖でコンテナ船と衝突事故を起こし、7人が死亡したばかり。第7艦隊担当地域でのイージス艦の事故は今年4件目という異常事態です。

 第7艦隊によると、事故の報告があったのは日本時間21日午前6時25分ごろ。マレーシア海軍は、マケインの左舷の船尾・喫水線付近に穴が開いている写真を公表しました。乗組員の寝台区画などが浸水したと言います。

 衝突現場付近では米強襲揚陸艦アメリカが捜索・救難に加わり、MV22オスプレイなどが投入されました。

 マケインは今月10日、中国による南シナ海の軍事拠点化をけん制する「航行の自由作戦」の一環として、南沙(英語名スプラトリー)諸島のミスチーフ(中国名・美済)礁にある中国の人工島付近を航行しました。

 タンカーの排水量は約3万トンで、マケインの約3・5倍に達します。現時点でタンカーの損傷は明らかにされていません。


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