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2017年8月10日(木)

きょうの潮流

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 カステラ、ちゃんぽん、中華街…。日本の良さと、オランダや中国などの文化を取り入れた歴史のある観光都市として知られる被爆地・長崎市▼田上富久市長が「和華蘭(わからん)文化」と紹介する長崎で、世界162の国と地域から7417都市が加盟する平和首長会議の第9回総会が開かれています。国連で核兵器禁止条約を採択させた底力・「市民社会」の有力な一翼です。「核兵器のない世界をめざす同じ志を持った平和の仲間です」と田上市長▼開会前夜のレセプションで“相互の風習や生活、文化をわからんために戦争になった”としたユネスコ憲章をひきながら「交流は平和をつくる力をもつ」と訴えました▼注目を浴びた国連の中満泉軍縮担当上級代表は「軍縮・平和のことを真剣に考えているみなさんの意見を真剣に聞き、勉強する機会です。国連も連携して目に見える形で軍縮がすすむようにしていきたい」とスピーチ▼記者の「課題は?」との問いに「核兵器を保有する国が入らないと廃絶できません。圧力とともに対話が大事です。2020年の核不拡散条約(NPT)再検討会議が次の焦点になる」と断言します▼「遅くても注意深く歩みをすすめる者は、道半ばで止まることはない」。アフリカのことわざを引用したのは平和首長会議副会長のカメルーンのフォンゴトンゴ市のケンファック市長。こう促しました。「禁止条約の採択で新しい世界は明日にでも可能だと信じます。核保有国がわれわれに続くことを期待します」と。


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