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2017年7月28日(金)

きょうの潮流

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 色あせることなく、よみがってくるひと夏の思い出。普段の学校生活では味わえない長い休みの間の体験が、その後の人生に大きくかかわることもあります▼「生き方が百八十度変わった」。本紙日曜版の「メディアをよむ」でもおなじみの若手弁護士、白(しら)神(が)優理子さんは高校生のときに参加した平和ゼミナールの活動が転機になりました。戦争体験者、憲法や仲間たちとの出会い。生きた歴史を学び、将来の夢も見つけたといいます▼学校の枠を超え、平和や社会の問題を学習し交流する高校生平和ゼミ。今から40年ほど前に広島で結成されたのが最初で全国に広がりました。毎年8月の広島や長崎への学習旅行をはじめ、学びの場は多彩です▼18歳選挙権が実現し、政治や社会の仕組みを教わったという高校生たち。その平和ゼミの活動や、参加者の思いを紹介したパンフ『平和な社会をつくるのは私たち』が先月発行されました▼編集に携わった東京平和ゼミの世話人、中(なか)出(で)律さんは高校生から教えられてきたと話します。豊かな感受性、めげない姿、学び合う仲間との高め合い。成長していく彼らを身近に感じられて幸せだと▼基地があることで間接的に戦争に加担していると気づいた沖縄の高校生、原発について当事者としての意識をもって自分の意見を言えるようになった福島の高校生…。平和ゼミが自分の原点になったという白神さんは、たくさんの子どもたちに希望のバトンをと訴えます。この夏、あなたも歴史のリレーランナーに。


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