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2017年7月24日(月)

キプロス勤労人民進歩党のキプリアヌ書記長と緒方副委員長が会談

核兵器禁止、外国基地撤去、脱原発で共同を確認

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(写真)21日、ニコシアのAKEL本部で会談するキプリアヌAKEL書記長(右から2人目)と緒方副委員長(その左)、ポリカルプ国際責任者(右)、米沢国際局員(左)

 キプロス勤労人民進歩党(AKEL)の招待で同国を訪問中の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者を団長とする日本共産党代表団(団員・米沢博史国際局員)は21日、ニコシアのAKEL本部で、同党のアンドロス・キプリアヌ書記長と会談しました。

 キプリアヌ氏は初めての日本共産党代表団の公式訪問を歓迎、東京都議選で大きく躍進したことに祝意を述べました。緒方氏はこれに感謝し、滞在中に10を超える多面的な会合を通じて、相互の理解を深める機会になったと述べました。

 両氏は今後の両党間の協力の課題を話し合い、以下の三つの課題を確認しました。

 (1)核兵器禁止条約が採択された新しい段階で、その実現のために共同する(2)外国軍事基地撤去で相互の交流を強化する(北キプロスにはトルコの軍事基地、キプロスには二つの英国軍事基地がある)(3)キプロス近くのトルコ原発建設に反対する運動と、日本の原発事故の経験とたたかいを結び付け、原発反対の課題での共同を強化する。

 キプリアヌ氏は、キプロスの再統一を目指して行われた国連事務総長仲介の協議(1〜7月)にキプロス政府代表団とともに参加した経験を紹介。この問題についてのAKELの立場と政策を詳細に説明しました。

 両氏は、今後、両党関係をさらに発展させていくことで合意しました。

 その後の昼食会で両氏は、外国軍事基地問題、国会と地方選挙でのそれぞれのたたかいの経験、社会変革の基本的方針の提起と有権者との関係についての考え方などで意見交換しました。

 これに先立つ20日、「日本共産党を知るための会合」がAKEL本部で開催され、同党のポリカルプ国際責任者が司会し、同党中央委員会の各部局の責任者・担当者20人余が参加しました。緒方氏は日本共産党の路線、対外関係、党建設について紹介し、参加者からの質問に答えました。

 代表団は滞在中、キプロス労働連盟(PEO)、キプロス女性団体連盟(POGO)、統一民主青年組織(EDON)、プロメテウス研究所(AKELのシンクタンク)、AKELニコシア市委員会などとそれぞれ懇談しました。


 キプロス勤労人民進歩党(AKEL) 英国の植民地支配のもとで1926年に創立されたキプロス共産党が41年に合法政党としてAKELに改称。60年のキプロス独立後、総選挙で常に30%前後の得票率を維持しています。2008年の大統領選挙では国会議長も務めたフリトフィアスAKEL書記長が53%の得票で当選。2013年に下野したものの現在16議席(全58議席中)で、2議席差で第2党。


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