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2017年6月11日(日)

きょうの潮流

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 そこで働く人や国内外から来る人びとで日々にぎわう築地の市場。都心にあり、銀座からもぶらぶらと歩ける近さだけに人気の観光コースです▼市場を回ると「築技(つきわざ)」と書かれたポスターがあちこちに。“マグロには100本100通りの個性がある。その中からお客さんの好みに合う1本を見極めます”“「産地×品種×調理法」をうまく組合わせるのが、野菜のうまみを引き出すコツ”▼築地はものを売るだけの場所ではない。80年以上の歴史の中で育まれた目利きの知恵や技がある。それをお客さんに持ち帰ってもらう。通えば通うほど料理の腕も上がっていく。そんな市場だと▼築地には培ってきた文化がある。水産物の卸売で働いていた知人もそう話していました。食を担う緊張感や食材を扱うプロとしての自負。それが「築地ブランド」と呼ばれる信頼や安心につながっているとも▼日本の食文化を支えてきた財産を後世に伝えたい。携わる人たちの思いです。「でも豊洲に移転したら、すべてが台無しになる」。ある仲卸業者は不安を口にします。取引先からも豊洲に行ったら買わないとまでいわれたそうです▼専門家も汚染はなくせないと明言した豊洲新市場。大金をつぎ込んでごり押ししてきた自民、公明はいまだに移転にしがみつき、都民ファーストの会は態度を示していません。初めから移転に反対し、築地の再整備を主張している日本共産党。その訴えには築地の人たちと、食の安全を求める都民の願いが込められています。


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