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2017年5月14日(日)

憲法破壊の暴走政治 総選挙で厳しい審判を

神戸 志位委員長が街頭演説

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 日本共産党の志位和夫委員長は13日、神戸市内で街頭演説を行い、安倍晋三首相の憲法9条改定宣言や「共謀罪」法案など、憲法破壊の暴走政治を告発し、次期総選挙で「野党と市民の共闘と日本共産党の躍進で安倍自公政権に厳しい審判を下しましょう」と訴えました。歩道や交差点は聴衆でぎっしり。人垣が歩道沿いにぐんぐん伸びていき、志位氏の訴えの節々で盛大な拍手が起こりました。堀内照文衆院議員と衆院小選挙区予定候補が「総選挙で改憲勢力を退場させよう」などと決意表明しました。


 志位氏は、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり、米国や中国、ロシア、韓国など各国で対話による解決をめざす機運が起こっていると紹介。「世界で対話の機運が起こるもとで、安倍政権ただ一人が対話を否定しています」と述べ、安保法制=戦争法を初めて発動し「米艦防護」を実施するなど「戦争する国」への暴走を批判し、「9条を生かし、対話と交渉による解決を働き掛けるべきです」と訴えると、「そうだ」の声と大きな拍手がわきおこりました。

 そのうえで志位氏は、安倍晋三首相が憲法9条に3項を設けて自衛隊を明記する改憲を行い、2020年に施行すると期限まで区切って宣言したことについて、「憲法99条の公務員の『憲法順守義務』に反する憲法違反の発言です」と批判。さらにその本質が、自衛隊の憲法上の追認にとどまらず、戦力不保持を定めた9条2項を空文化=死文化させ、自衛隊の海外での武力行使を無制限に可能するものであると詳しく解明しました。

 「共謀罪」法案の衆院通過を与党が18日にも強行する動きのなか、「政府は、内心を処罰するという共謀罪の本質をごまかそうと、荒唐無稽な答弁をしています。ここまでボロボロになった共謀罪は廃案にするしかありません」と訴えました。

 安倍政権があらゆる分野で暴走しながら、安倍首相が「森友学園」疑惑の解明に背を向けるもと、閣僚の虚偽答弁や暴言が相次ぎ、「モラル崩壊に陥っています」と志位氏。「“ボロボロの暴走車”――安倍政権とそれを支える自民・公明に、野党と市民の共闘の勝利、日本共産党の躍進で、総選挙で退場の審判を下しましょう」と呼びかけました。

 「最後に、世界に目を向けてみたい」と語りかけた志位氏は、歴史上初となる核兵器禁止条約が年内にも誕生する可能性が生まれていると報告。「日本でも、野党と市民の共闘で安倍政権を倒し、新しい日本をつくり、核兵器禁止条約に署名するような状況をつくりだしましょう」と訴えると、盛大な拍手と歓声がおこりました。

 演説では兵庫県知事選の津川ともひさ予定候補も訴えました。

 訴えを聞いて、「平和憲法で70年間やってきて、わざわざ変える必要がどこにあるのでしょうか」と首をかしげる女性(68)=尼崎市=。「安倍さんはどこかで戦争したいのかしら。憲法9条を世界に発信することこそ大切」と語ります。

 「憲法を守らなければならない首相が、9条改憲を堂々と言い出すなんて憲法違反だよね。国会答弁で、“私の改憲の考えは読売(新聞)を熟読しろ”なんて、ひどい首相がいたものだ」とあきれ、怒る男性(76)=神戸市=。「改憲反対の世論を大きくしないと」「野党共闘をもっと強いものにするためにも、やっぱり共産党を躍進させないといけない」と力説します。


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