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2017年5月5日(金)

きょうの潮流

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 息詰まる攻防を制したのは14歳の藤井聡太四段でした。本紙主催の新人王戦。赤旗名人を相手にプロデビュー戦からの連勝記録を16に伸ばしました▼21世紀に生まれた最初のプロ棋士は幼い頃から一つの遊びを何時間もやっていたといいます。母親の裕子さんも「やり始めたらとことんやる。その集中力は最初からあった」(『将棋世界』1月号)▼非公式戦ながら敗れた羽生善治三冠は「鋭い攻めの棋風。新人とは思えない落ち着きを持っている」と。本人も「いずれはタイトルを取りたいが、まずは一歩一歩実力をつけていきたい」と浮かれた様子はありません▼サッカーでは15歳の久保建英(たけふさ)選手がJリーグのトップチームでデビュー。小柄ながら抜群のボールコントロール、プレーの速さや優れた判断力は“和製メッシ”と呼ばれるほど。小学生の時にFCバルセロナで学んだことが大きな成長につながりました。20歳以下の日本代表にも飛び級で選ばれ、「世界でもトップレベルの選手になりたい」▼日本人最年少の19歳で7大陸最高峰を制覇した南谷(みなみや)真鈴(まりん)さんが初めて山に登ったのは中学の行事でした。その時の新鮮な感動が後の快挙に。「熱意と行動力があれば、かなわない夢はない」が持論です▼世間の注目はなくても夢に向かって努力している子どもはどこにも。先の3人に共通するのは好きなことに夢中になれる、それを親や周りが温かく見守っていること。自分の空に向かって羽ばたいていく子の背を、後押しできる社会にしたい。


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