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2017年5月4日(木)

きょうの潮流

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 「憲政の父」といわれた尾崎行雄は日本国憲法の施行日に、くぎを刺しました。「新憲法は非常に進歩したものである。しかしながら憲法を行うのは人であるから、人がよくならなければ憲法がどんなによくできていてもよい結果を生じることはできぬ」▼日本を立憲政治の国に変えるため国民の理解と自覚を促した尾崎は『民主政治読本』を書きます。そのなかで戦争放棄をうたった9条を新憲法の花、国民の自由と権利を保障した第3章を新憲法の実だと▼世界に先駆けた平和の理念と豊かな人権宣言。それは今日の礎となっています。直近の世論調査でも憲法が「日本にとってよかった」と思っている人は9割近くに(「朝日」)。NHKの調査では9条は日本の平和と安全に役立っていると答えた人が初めて8割を超えました▼戦後70年、先人たちの努力によって守られ、生活や意識に根付いてきた憲法。しかしいま、私たちは不安や憤り、屈辱感に包まれている―。東京の憲法集会で作家の落合恵子さんが発言していました▼改憲を実現して3年後の施行をめざす、9条に自衛隊を明記すると表明した安倍首相。憲法を壊そうとする勢力が政権を握り、日本を暗くしている現実があるからです▼国会では内心の自由を侵す憲法違反の共謀罪が強行されようとしています。市民と野党の共闘でいまこそ憲法を守り抜きたい。思いを一つにした全国の憲法集会。共産党の志位委員長は呼びかけました。「憲法が輝く新しい日本の政治をつくろう」


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