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2017年4月29日(土)

個人情報保護に例外

同意ない医療データ化批判

田村智氏

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(写真)質問する田村智子議員=25日、参院内閣委

 日本共産党の田村智子議員は25日の参院内閣委員会で、患者の病歴や治療などの医療情報を集積して研究開発に利活用する匿名加工医療情報法案について「医療情報の取得、第三者移転は本人同意が原則とした改正個人情報保護法の例外をつくるものだ」と批判しました。

 同法案は、本人が拒否しなければ、特定の個人を識別できる状態で医療情報を第三者の認定匿名加工医療情報事業者に提供できるようにするもの。5月30日の改定個人情報保護法施行前に同法の例外をつくる狙いです。

 田村氏が、改定個人情報保護法に対応して医学研究倫理指針が改定され、日本医学会と日本医師会が連名で歓迎声明を出したと指摘し、なぜ例外を設けるのかとただしたのに対し、石原伸晃経済再生担当相は医療の産業化のために必要だと述べました。

 田村氏は、本人が情報提供を拒否しても、すでに提供されたデータは削除する仕組みがないとして、少なくとも事業者にデータ削除を義務づけるよう要求。石原氏は「難しい」と拒否しました。


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