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2017年4月27日(木)

辺野古・海上作業の汚濁防止膜

海底に届いていない

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ヘリ基地反対協 水中写真を公開

写真

(写真)水深34〜36メートルある海域で汚濁防止膜は水面から7メートルほどしか届いていませんでした=24日、沖縄県名護市辺野古沿岸域(ヘリ基地反対協議会提供)

 沖縄県名護市の辺野古新基地建設に反対する「ヘリ基地反対協議会」は26日、沖縄防衛局が設置した汚濁防止膜の水中写真を公開しました。膜が海底まで届いていない、あるいは届いている所でも隙間ができて密閉されていない様子が分かります。市民が撮影しました。

 写真は深場と比較的浅い場所にある二つの防止膜を中心に撮影されたもの。水深34〜36メートルの場所では、防止膜が水面から7メートルほどしか届いていません。逆に浅場に設置された防止膜は、海底には届いていますが、たわんで隙間ができている様子が確認されました。

 汚濁防止膜は海上作業で舞い上がる土砂の汚濁を拡散させないためのもの。沖縄県の翁長雄志知事は25日の記者会見で護岸工事着工を「環境保全の重要性を無視した暴挙」と厳しく批判していましたが、その一端を裏付けるものです。

 会見で「土砂の汚濁は比重が重い。海底まで届かない膜で拡散を防ぐことができるのか。密閉して汚濁の流出を防ぐべき膜に隙間ができるのも問題だ」と語りました。


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