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2017年3月6日(月)

きょうの潮流

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 大阪から来たという若い女性がマイクを握りました。「私にも何かできるんじゃないかなって。自分で考え、自分の意思で、ここに立っています」▼沖縄・辺野古にある米軍基地のゲート前と海岸沿いにある二つのテント村。そこはいま、たたかいの現場とともに交流の場にもなっています。県の内外から訪れるさまざまな人たち。団体もあれば、個々に立ち寄る人も。共有する思いは新しい基地をつくらせないこと▼年齢も違えば立場や考え方も異なる。現地で運営に携わる名護平和委員会の上野郁子さんは「ここは民主主義を学ぶ場でもある」といいます。それぞれを認め合いながら、いかに連帯して運動していくか。いつも心がけています▼工事が強行された海上では監視や抗議活動、ゲート前では座り込みの日々。執拗(しつよう)な右翼の妨害行為もあります。権力と対峙(たいじ)するなかで一人の人間としてどうあるべきか、つねに突きつけられています▼東村の高江でヘリパッド建設に反対してきた20代の伊佐歩美さんもその一人。米軍の飛行訓練がひどくなるなか、こんな理不尽なことがどうして許されるのだろうかと考え続けています。ここに住み生活する人びとの声が届く社会にしたい。そのためにもあきらめたくないと▼人間の尊厳とは、個人の尊重とは、民主主義とは何か。いま強権政治が横行するなかで、それを問い直し、奪われたくないとたたかう人たちは全国にも。人として生きる権利を侵すものに立ち向かい続ける個の力、共同の力です。


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