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2017年3月3日(金)

きょうの潮流

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 「割れ鍋に綴(と)じ蓋(ぶた)」とは、どんな人にもそれに相応した配偶者がいるという例えです。また、何事にも似通った者同士がふさわしいとの意味もあります▼綴じ蓋は修繕した蓋のこと。壊れた鍋にもうまく合う蓋がある。それを人に当てはめたものですが、「閉じ蓋」だと思っている人は多い。江戸いろはかるたの一つですが、同じかるたの中にある「臭いものに蓋」と混同している向きも▼国有地の廃棄物とともに、臭いものを覆い隠してきた蓋がこじ開けられました。問題の「森友学園」が土地を得るために政治家を利用しようとしていた。日本共産党の小池晃議員によって、ついに政治家の関与が明らかになりました▼1日の国会。自民党国会議員事務所の面談記録を手に、同学園の籠池泰典理事長が国有地の値引き払い下げを何度も求めていた実態を示した小池議員。安倍首相は出所不明で悪魔の証明だと開き直りましたが、自党の鴻池祥肇(よしただ)議員のものだったことがはっきり▼「私と妻は関係ない」とくり返す首相。しかし、戦前回帰や隣国への憎しみを子どもにあおるような教育方針を持ち上げ、夫人が名誉校長にまでなっていた「割れ鍋に綴じ蓋」の首相夫妻。2人の道義的責任は重い▼国民の財産である国有地を疑惑まみれで売り払いながらへらへら笑う閣僚たち。小池議員は迫りました。みんな汗水流して税金払っているんだ、社会保障は切り捨てられ、どれだけの人が苦しんでいると思っているのか。こんなでたらめ許されるか、と。


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