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2017年2月16日(木)

稲田防衛相辞任で一致

4野党が国対委員長会談

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(写真)野党国対委員長会談にのぞむ(左から)笠、玉城、山井、穀田、照屋の各氏=15日、国会内

 日本共産党、民進党、自由党、社民党の野党4党は15日、国会内で国対委員長会談を開き、稲田朋美防衛相について「資質に著しく欠ける」として、辞任を求めていくことを確認しました。

 4野党は(1)稲田防衛相の辞任を求める(2)金田勝年法相についても引き続き辞任を求める(3)衆院予算委員会での中央公聴会(21日)開催後も、十分な質疑時間を確保することを与党に対して求める―の3点を確認。日本共産党の穀田恵二国対委員長は会談後、記者団に対し、「14日の衆院予算委での質疑を見ても、稲田氏が防衛相として不適格なのは明らかだ」と強調。与党が衆院予算委員会で拙速な審議を進めようとしていることに対して、「(南スーダンへの自衛隊派遣、共謀罪、文科省の天下り問題など)国民の期待に応えて、国会が問題にし、しっかり審議し、国民に返していくことが必要だが、与党はその審議の重要性がまったく眼中にない。私たち野党4党は、引き続き十分な審議を要求していく」と語りました。

 民進党の山井和則国対委員長は、「稲田氏に国の平和や安全保障をゆだねることはできない」と批判し、「中央公聴会後も十分な審議時間を求めたい」と語りました。

 自由党の玉城デニー国対委員長は、「中央公聴会で広範な国民の意見を聞き、そこから先の審議がさらに深まっていくということを重視するべきだ」と強調。社民党の照屋寛徳国対委員長は、稲田、金田両氏について「資質に欠ける」と批判しました。


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