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2017年2月9日(木)

法相文書・「日報」問題 国会軽視・隠蔽体質の表れ

穀田国対委員長が批判

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 日本共産党の穀田恵二国対委員長は8日、4野党国対委員長会談後の記者会見で、金田勝年法相による「共謀罪」の質問封じや、政府が当初廃棄したとしていた南スーダン派遣陸上自衛隊部隊の「日報」がみつかるなどの一連の問題は、「国会を軽視し、国会に介入し、結果として国民の意思を踏みにじるものだ」と厳しく批判しました。

 穀田氏は、金田法相の指示のもと法務省が「共謀罪」(テロ等準備罪)法案にかかわり予算委員会での質疑を封じるような文書を報道機関に配っていた問題は「自民党の国対委員長ですら、審議を封じるようなやり方はいかがなものかと言わざるを得ないような大問題だ」と指摘しました。

 穀田氏は、南スーダンの首都で昨年7月に激しい戦闘が起きていたことを示す自衛隊の日報が明らかとなったにもかかわらず、同日の衆院予算委で稲田氏が「事実上の殺傷行為はあったが、憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、武力衝突という言葉を使っている」と述べたことを批判。憲法9条のもとでの南スーダン派兵が許されないことがいよいよはっきりしたとし「こういう事態が明らかになるもとで派兵を続けることはできない。撤退すべきだ」と主張しました。

 穀田氏は、「真実にふたをしようとする隠蔽(いんぺい)体質が各所で表れ、極端な形で起こっている。国民の怒りを結集し真相解明に努力したい」と表明しました。


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