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2017年1月26日(木)

きょうの潮流

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 「私は弱者のため、差別とたたかうためにこの世に生まれてきた」。そう言ってはばからない歌手のマドンナさんも参加したワシントンの女性大行進。大統領就任直後の反トランプデモは空前のひろがりをみせました▼女性やマイノリティー(少数者)を蔑視し、移民を攻撃するトランプ氏。差別や分断は許さない、変革はここから、と立ち上がった姿は本紙の特派員が生き生きと伝えています。マドンナさんは「愛の革命にようこそ」と▼性別の違いだけで差別され、虐げられてきた女性たち。人間としての権利を勝ち取ってきたたたかいの歩みは今も昔も▼およそ1世紀前、イギリスで女性の選挙権を認めさせた運動もその一つ。20世紀初頭のロンドン。若くして劣悪な環境のもとで働かされ、家庭でもいわれのない差別を受けていた女性たちは、やがて政治への参加をめざします▼激しい弾圧に屈せず、参政権を求め身を投じた“名もなき花”。その運動を描いた映画「未来を花束にして」が明日から公開されます。昨年、映画にも出てくる運動のリーダー、エメリン・パンクハーストのひ孫ヘレンさんが来日しました▼女性の地位向上にとりくむヘレンさんは国会の女性議員や高校生と意見交換。先進国の中でも女性の政治参加や格差是正の遅れが目立つ日本の現状に、「先人の思いを胸に、社会を変えてほしい」と呼びかけました。女性の権利を守ることは人権や平和を守ることに。未来をつなぐたたかいは、人間解放の歴史でもあります。


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