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2016年12月11日(日)

きょうの潮流

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 足元で舞う黄色の木の葉。わが編集局前のイチョウ並木も、枯れ木が目立ち始めました。見た目は寒々しい。ですが、すでに新しい季節に向けて着々と。冬枯れの中の芽生えを「冬萌(ふゆもえ)」といいます▼万物は流動し、不断に生成し消滅している。古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの言葉を引くまでもなく、逆流を押し返すたたかいの中に変化や進歩の芽は絶えません。安倍政権の暴走に拍車がかかった国会では、国民との矛盾はさらに▼参院本会議でTPP反対討論に立った日本共産党の辰巳孝太郎議員。いま必要なのはあらゆる分野で主権を損なう亡国のTPPではなく、「各国の経済主権と食料主権を尊重し、国民のくらしを守る平等・互恵の貿易・投資のルール」▼年金カット法案では全日本年金者組合の参考人が「最低限度の文化的生活を保障するという視点がほとんどない。一律に削減を進めるのではなく、最低保障年金こそ議論し実現すべきだ」▼民進党の蓮舫代表は党首討論で安倍首相に迫りました。「依存症に陥って借金までして負けたカネが収益になる。どこが成長産業なのか」「カジノを急いで、なぜ長時間労働規制を議論できないのか」▼どれも個人の尊厳を守り、世界と民意の太い流れを声にして。「安倍政権を打倒することは、たんに暴走政治をストップすることにとどまらない。それは自民党政治そのものを終わらせ、新しい日本に踏み出す、大きな一歩となるだろう」。次の党大会に向けた日本共産党の決議案です。


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