「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年10月21日(金)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 日本よりも1カ月早く晩秋を迎えたイギリス中部。羊たちが草を食(は)む田園風景にフェンスと不気味なドームがみえます。“ピンポン玉”といわれ、米軍を親玉にした地球規模の盗聴・通信網の「エシュロン」です。日本では青森県三沢基地にあります▼基地前には、寒風のなか厚手のジャンパー姿で抗議行動をする数十人の男女が。手にするのは、異議を意味する逆さまにした星条旗です。星条旗には「アメリカは中東から出ていけ」などのスローガン▼週1回の抗議行動は16年になると聞いて、沖縄・辺野古での座り込みや草の根で続く「6・9行動」を思い出しました。日本からの被爆者遊説団もマイクを握り、「戦争をなくし、核兵器をなくすためにがんばりましょう」とあいさつするとヤンヤの拍手▼行動を鼓舞する歌も披露されました。ウィ・シャル・オーバーカム(勝利を我らに)です。アメリカンフォークの父、ピート・シーガーの楽曲。黒人の公民権獲得闘争やベトナム反戦運動でも歌われました▼原水爆禁止世界大会の最後に海外代表を交えて腕を組みながら歌うのが、この曲です。米軍新基地建設に反対する辺野古を取材した際、基地のフェンスに、この歌詞を記した横断幕が張られていました▼紅葉とともに秋のたたかいが本格化する日本。安倍政権による戦争法具体化を許さないたたかいが、三沢基地を抱える青森をはじめ各地で展開されます。英国での交流を糧に、勝利を我らにと胸に響かせながら、いざ、たたかいの現場に。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって