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2016年9月26日(月)

新しい国民運動を展開

「九条の会」が全国交流討論集会

12人の世話人会を設置

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(写真)九条の会全国交流討論会で、あいさつする澤地久枝さん=25日、東京都千代田区

 「九条の会」は25日、3年ぶりとなる「第6回全国交流討論集会」を東京都千代田区の明治大学駿河台キャンパスで開き、約500人が参加しました。戦争法にもとづいて自衛隊に「駆け付け警護」などの新任務を付与し南スーダンPKO(国連平和維持活動)に派遣しようとする緊迫した事態のなかで、憲法9条を守ろうと全国の草の根でいきいきと活動している経験を交流。「新しい国民総がかり的な運動を展開していくうえで、『九条の会』の運動をより発展させていく」(小森陽一事務局長・東大教授)ためとして、12氏で構成する世話人会が設置されました。

 小森事務局長は、戦争法の実行や沖縄の基地建設強行を許すのか、許さないのかとあわせて、「憲法9条を守り生かすのか、明文改憲の方向にいくのかが運動の焦点になっていく。改めて『九条の会』の役割が重要な意味をもつ」と強調。世話人会の新設とメンバーの氏名を発表すると会場から大きな拍手が送られました。

 同会呼びかけ人の澤地久枝さん(作家)は、「九条の会がどんなに広がっているか思い知ることがあります。個人が自発的に集まってグループになって何かやるということは、この時代のなかで力になると思っています」とあいさつしました。

 新たに世話人となった12人のうち6人が集会に出席し、決意を表明しました。

 ドイツ文学翻訳家の池田香代子さんは「立憲主義を損ない、憲法に手を出そうとしている安倍的政治に怒っています。正念場です。沖縄と連帯して頑張りましょう」と訴えました。一橋大学名誉教授の山内敏弘さんは「地球のどこにでも出かけて無制限に戦争できる権能を『国防軍』に付与するのが自民党の9条改憲論です。断固阻止していかなければならない」とのべ、「九条の会」が重要な役割をはたしていくと力を込めました。

 全体会後、七つの分散会で、パレードや署名行動など創意工夫を凝らした各地の取り組みを交流。幅広い共同を広げるなかで、野党共闘を進めてきた経験についての発言もありました。


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