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2016年9月7日(水)

きょうの潮流

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 「信州で初めて国家権力との一騎打ちに民衆が勝った」―。先の参院選で全国トップの投票率を記録した長野選挙区。そこで野党統一候補の杉尾秀哉さんが自民候補に大差をつけて勝利したことは記憶に新しい▼相手の総動員攻撃に打ち勝った経験をまとめたリポートが届きました。そこには野党間の協力はもちろん、これまで選挙活動などしたことがなかった市民の立ち上がりがありました▼知人に投票のお願いをする、自宅の塀にポスターを張る、ビラを配る…。すべてが初めての行動。個人個人が思い思いに自分のできることを、できるところで。一つの目標に向かって一致しながら▼当選できた最大の要因は「県民が選挙に行ってくれたこと」。参加型民主主義を掲げてきた杉尾さんが本紙日曜版で語っています。富士見町勝手連の発起人の女性は「名実ともに民主主義の成熟に向けて一歩を踏み出した」▼何のためかを自問自答しながら、全国に種をまき、育ててきた市民と野党の共闘。市民連合よびかけ人で教育学者の佐藤学さんは今月の全国革新懇ニュースで言い切ります。「政治に絶望していた多くの無党派の市民が希望を見いだした。この流れはもう止まらない」▼いま民進党の代表選で立候補者から野党共闘を「リセットすべきだ」との発言が出ています。それに対して、共産党の小池書記局長は「公党間の合意は重い」と。“アベ政治を許さない”の強い思いでつながった希望の絆。それは市民と結んだ約束でもあるはずです。


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