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2016年8月23日(火)

人権・環境侵す着陸帯

沖縄・高江 住民ら「支援に来て」

関係省庁へ要請

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(写真)高江米軍ヘリパッド建設への反対を訴える堀田千栄子氏(中央)と花輪伸一氏(左)=22日、国会内

 「米軍オスプレイパッドの建設中止を求める防衛省交渉実行委員会」は22日、国会内で集会と関係省庁への要請行動を行い、沖縄県東村高江のヘリパッド(着陸帯)建設により、生物多様性と住民の暮らしが壊される現状を告発し、建設中止を訴えました。また、ヘリパッド建設中止を求める61カ国・約1万4千人分の署名を政府側に手渡しました。

 高江の現地で抗議活動を続ける堀田千栄子氏(FoEJapan)は、完成している二つのヘリパッドが近隣住民にもたらす甚大な騒音被害や、非暴力の行動で抗議する住民を全国から動員された機動隊が暴力で排除し、多くの負傷者が出ている現状をあげて「人権侵害が起こっている」と告発。また、「名護市辺野古の米軍新基地建設工事がストップできたのは現場で抗議を続け、工事を1日でも遅らせた結果が積み重なって実現した。高江にも1人でも多くの人に来てほしい」と強く呼びかけました。

 沖縄環境ネットワークの花輪伸一氏は、防衛省が行った環境影響評価が、へリパッド周辺50メートルの範囲に限っていることなどをあげ、「ヘリパッド建設ありきだ。沖縄の“基地負担軽減”に全くなっていない」と怒りを込めました。

 省庁行動のなかで警視庁側は、機動隊による住民強制排除について「適切な対応をとっている」と強弁。一方、負傷者が出ている現状について「現状を調査する」と述べました。


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