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2016年8月23日(火)

子育ての輪 つなげよう

保育合研閉会 平和への願い高らかに

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(写真)子どもたちによる歌で会場を盛り上げる第48回保育合研の全体会=22日、松江市

 20日から松江市で開かれていた第48回全国保育団体合同研究集会(保育合研)が22日、閉会しました。「すべての子どもの『最善の利益』を実現する取り組みの新たな一歩を踏み出そう」との集会宣言を採択。3日間で保護者、保育者、研究者ら4336人が参加し、交流しました。

 開催地企画「平和への誓い」では、島根県出身者の詩や戦地からの手紙を朗読。父が手紙に残した言葉「兵隊よりも野菜作りの方がよいヨ」を石碑に刻み農園に建てた田中初恵さん(82)が「あの時代を繰り返してはいけない」と訴えます。平和学習をした学童保育の子どもたちが「戦争しない国がいい」と一人ひとり語り、260人の子どもとおとなが平和への願いを歌いあげました。

 絵本作家の長谷川義史さんが「へいわってすてきだね」と絵本の読み聞かせを交えて講演。参加者を何度も爆笑の渦に巻き込みながら、平和の大切さを語りました。

 開催地の島根県からは1492人が参加。松江市の保護者のよしとさん(34)は入場ゲートと横断幕を描きました。「保育や子育てを真剣に考える人の多さに圧倒されました」といいます。

 同県出雲市の保育士の女性(22)は「教育は日々の幸せの中にあるという言葉を聞き、保育は子どもの大事な時期にかかわる仕事だとあらためて感じました」。

 大阪府摂津市から家族4人で参加した40歳の女性の子どもが通う市立保育所の民営化がねらわれています。「黙っていないで思いを言って、つながっていこうと思います」

 来年はさいたま市で開催します。


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