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2016年8月22日(月)

リオの潮風

「平和と連帯」 選手が体現

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 南米初の五輪とあって、リオデジャネイロにはアルゼンチンから多くの観戦者が訪れています。ブラジルと同国はサッカーをはじめ、数々の競技で激しい闘志をぶつけてきた歴史があります。

 開幕早々の男子テニス会場で問題が起きました。8日のデルポトロ(アルゼンチン)―ソウザ(ブラジル)戦で、観客席にいた両国のファンによる殴り合いが発生しました。

 翌日、リオ市内で行われた両国スポーツ省による記者会見では「両国のファンを隔離するべきだ」と迫る声もありました。ブラジルのルイス・リマ長官は「五輪の目的は平和と連帯。悲観的になる必要はない」と回答。アルゼンチンのカルロス・ハヴィエー長官も「南米初の五輪。平和のために協力しよう」と一致しました。

 当の選手たちは、対戦相手に敬意をもってのぞんでいます。

 男子バスケットボールと男子バレーボールの人気球技で両チームが激突し、1勝1敗。試合後は友好的に握手と抱擁を交わし、健闘をたたえあいました。

 男子7人制ラグビーの同カードでは、両国の選手たちが一緒に記念撮影する場面もありました。

 4年後は東京五輪です。とかく熱を帯びる日本と韓国・中国の試合後に、選手たちが心を通わせる光景を目にしたい。(勝又秀人)


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