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2016年8月20日(土)

沖縄・高江ヘリパッド 工事再開に抗議

550人力強くコール

共産党国会議員団が現地で激励

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 沖縄県東村高江の米軍北部訓練場で19日、米軍ヘリパッド(着陸帯)の建設をめぐって再び緊迫した状況が続きました。建設に抗議する市民はメインゲート前で早朝から抗議集会を開催。機動隊を大量動員した政府は集会終了後に砂利搬入を強行しました。現地には午後、日本共産党の小池晃書記局長ら国会議員団が訪れ、聞き取りや調査を行い、激励しました。


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(写真)ゲート前の集会で抗議の声を上げる人々=19日、沖縄県東村

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(写真)市民が抗議する中で「N1地区」ゲートに入るダンプ=19日、沖縄県東村

 550人が集まった抗議集会では「工事を止めよう」「森を守るぞ」と力強いコール。沖縄統一連の瀬長和男事務局長は「オスプレイが飛び続けることで貴重な動物が生きられる可能性はあるのか。やんばるの森が支えてきた沖縄の暮らしを守るためには、今ここで(工事を)止めるしかない」と訴えました。

 北部訓練場一部返還の「条件」について語った沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは「海から海兵隊が上陸し、歩行訓練ルートとG地区のヘリパッドを使用してオスプレイで飛び立つ訓練が可能になる。陸海空が一体となった全く新しい機能を持つ訓練施設になる」と指摘しました。

 ヘリパッドいらない住民の会の儀保昇さん(61)は「住民は普通に生活したいと願っています。政府に負けないように頑張りたい」と力を込めました。

 午後1時すぎに砂利を積載したダンプ3台が警察車両に先導されて「N1地区」ゲートに近づくと、市民らは座り込むなどして抗議。機動隊が力ずくで排除し、後続の7台を合わせた10台が砂利を運び込みました。

 午後には日本共産党の小池書記局長と笠井亮、赤嶺政賢、本村伸子、斉藤和子、池内さおりの各衆院議員がゲート前を訪れ、伊佐真次東村議や高江の住民から工事の現状や住民・県民のたたかいなどを詳しく聞きました。

 20年前に沖縄市から高江に移住した屋良朝栄さん(69)は「オスプレイは自宅の真上をパイロットの顔が見えるくらいの低空で飛びます。夜間訓練が多く、夜10時半に飛ぶこともある」と実態を語りました。

 小池氏は「住民の非暴力のたたかいに対し、国と警察は暴力的に襲いかかっている。みなさんのたたかいが日米両政府を追い詰めている」と激励しました。


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