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2016年8月1日(月)

笑顔“復興への励みに”

熊本 南阿蘇鉄道が一部再開

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(写真)中松駅からの始発列車に乗り、高森駅のホームで地元住民らに迎えられる人々=31日、熊本県高森町

 熊本地震で被災した南阿蘇鉄道が31日、3カ月半ぶりに高森駅(熊本県高森町)と中松駅(同県南阿蘇村)を結ぶ約7キロの区間で運転を再開しました。

 午前9時30分に始発列車が高森駅を出発すると、ホームでは大勢の人々が「行ってらっしゃい」と手を振って見送りました。出発式で南阿蘇鉄道の草村大成社長(高森町長)は「被災直後から『交通弱者のために南阿蘇鉄道を復活させてほしい』と励ましていただき、今日は(全線復旧に向けた)第一歩を踏み出すことができた」と述べました。

 同日は普通列車1往復と観光トロッコ列車4往復が運転され、高森駅前では町が「南阿蘇鉄道復活祭」を開いて再開を祝いました。

 2歳の娘を連れてトロッコ列車に乗った高森町の女性(38)は「被災して1週間ほど避難所で生活しました。途中まででも列車が走りはじめたことは復興への励みになる」と喜びました。

 中松駅から先の立野駅までの区間は、地滑りで線路が崩壊するなどして早期復旧が困難な状態。南阿蘇村の男性(41)は「地元の高校生が通学で利用する路線なので、全線復旧が待ち遠しい」と語りました。


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