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2016年7月10日(日)

きょうの潮流

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 色鮮やかな花々が、競い合うように咲き乱れています。いまユリ科のヘメロカリスが見頃です。ニッコウキスゲやノカンゾウの仲間で夏の到来を告げる花です▼朝開いた花が夜にしおれるヘメロカリス。その名はギリシャ語で「1日の美」を意味します。風に揺られ、雨に打たれながらも、生命をまっとうするかのように美しく咲く一日花。けなげな姿は、この日を精いっぱい生きようという心持ちにさせます▼参院選投票日。みなさんはどんな思いで迎えていますか。昨年来の戦争法とのたたかい、3年目に入った沖縄・辺野古の新基地反対の座り込み、そして福島原発事故後のこの国のかたち…。私たちは共闘の輪を大きくひろげてきました▼裏を返せばそれは3年半のアベ政治の成果でしょう。民の声や憲法もおかまいなしに数の力で押し通す。傲慢(ごうまん)と強圧。市民と野党が手を携える画期の選挙となったのも、そんな独裁的な自公政権を許さないためです▼格差と貧困をもたらしたアベノミクス、心身をすりつぶす労働、暮らしの充実に使われない税金。老後の安心もなく、若者は多額の借金を背負う。個人の尊厳が守られない社会のなかで、多くの国民がこの瞬間も苦しみ悩んでいます▼自分や家族の将来を、日本の行く末を、真剣に模索している人たちにどれだけ輪に加わってもらえるか。〈今の世を早く変えたしせく心ふれあい絆共に歩まむ〉(平和万葉集)。至るところ大激戦。一つの行動が、ともに未来をひらく1票につながります。


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