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2016年7月10日(日)

主張

参院選きょう投票

希望の未来開く歴史的1票を

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 大激戦の参院選は、きょうが投票日です。戦争法を強行し、憲法9条の明文改憲を狙う安倍晋三政権の、「戦争する国づくり」の暴走を阻み、新しい政治の未来を切り開くことができるか―。主権者・国民の一票一票に日本の命運がかかっています。安倍政権打倒へ日本共産党など野党4党と市民が全国規模で初めて共闘し、力を合わせたたたかいが希望を広げています。戦後71年のこの夏、戦後日本の平和の歩みを逆転させてはなりません。戦争法廃止、9条守れの揺るがぬ意思を野党統一候補の勝利と日本共産党の躍進で示そうではありませんか。

9条を次世代に引き継ぐ

 参院選は、安倍政権が昨年9月の戦争法強行によってもたらした、日本のかつてない「非常事態」をただすかどうかが厳しく問われるなかで、行われています。

 戦争法は、今年公布から70年を迎える憲法が定めた戦争放棄、戦力不保持の大原則を破壊し、自衛隊が創設以来、一人の外国人も殺さず一人の戦死者も出さなかった歩みを根底から覆す危険を現実のものにしています。戦後の憲法解釈を乱暴に踏みにじる戦争法の強行によって、憲法にもとづく政治が当たり前という立憲主義が根本から破壊されています。安倍首相は9条をはじめ、憲法そのものを自らの首相の任期中に変えてしまう意向さえ隠していません。

 安倍首相の自民党総裁任期は2018年9月まで、次回の参院選は19年7月の予定です。安倍首相は選挙の遊説のなかで一言も改憲について語っていませんが、選挙では争点にせず、選挙後には一気に改憲を進めようという、だまし討ち的なやり方は許せません。参院選で戦争法廃止とともに、改憲阻止の意思を、安倍政権に突き付けることが不可欠です。

 戦争法と改憲を推進する「自民・公明とその補完勢力」対、戦争法廃止を求め改憲に立ち向かっている「野党4党プラス市民」という対決の中身は、日本を独裁政治と戦争国家への道に進ませるのか、憲法を守り、立憲主義・民主主義・平和主義を貫く新しい政治をつくるのか、という日本の針路を左右する重大な選択です。全国32の1人区全てで実現した野党統一候補の勝利、複数区と比例代表での日本共産党の躍進をかちとり、世界の宝・9条を次の世代に引き継ぐとともに、政治の未来を開くことが、いよいよ重要です。

 安倍首相が選挙の大争点は経済政策「アベノミクス」の加速だといいながら、暮らしの危機を解決する道を語れなかったことは、経済問題でも安倍政治の行き詰まりを浮き彫りにしています。国民の暮らしを守り、日本経済の健全な成長について対案を示してきた日本共産党と野党統一候補の勝利こそ、暮らしを守る確かな力です。

力を合わせ、力を尽くし

 参院選は対決構図だけでなく、実際の選挙戦でも、野党4党と市民が街頭演説などで肩を並べ、勝利へ力を合わせてきたのが特徴です。これこそ民主主義が求めているものです。「野合」と攻撃することしか知らない安倍首相らに大義も道理もありません。

 歴史的な参院選での野党統一候補の勝利と日本共産党の躍進で、日本の政治の未来を確実なものにしましょう。そのために最後まで力を合わせ、力を尽くしましょう。


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