2016年7月8日(金)
憲法守る こうけつ氏
山口 山下氏ら支持訴え
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安倍晋三首相の地元の参院山口選挙区で自民党現職を打ち倒そうと6日夜、こうけつ厚・野党統一候補の個人演説会が山口市で開かれました。日本共産党の山下芳生副委員長ら野党の国会議員が駆けつけ、「いよいよラストスパートだ」と意気込みました。
山下氏は「安倍首相が狙う改憲の本丸は9条。自民党への1票は、戦争による多大な犠牲の上に手にした9条を壊す1票になる。憲法を守るために立場を超えて行動できる人は、こうけつ厚さんしかいない」と訴えました。
民進党から柿沢未途選対委員長代理と相原久美子参院議員が参加。柿沢氏は「安保法制で海外に自衛隊を出し、戦争の当事国になる重大なリスクを抱えることになった。このような歩みにストップをかけ、白紙に戻さなければ」と強調しました。
総がかり行動山口の那須正幹共同代表(作家)が「自民党を支持している人にも声を掛けましょう」と呼びかけ、市民連合の中野晃一・上智大学教授は「こうけつさんは、絶望の中で希望を叫ぶ道を選んだ。いま勝負になってきている」と力を込めました。
連合山口の中繁尊範会長があいさつし「こうけつ候補の必勝を目指して最後までたたかう」と語りました。
こうけつ候補が「有事法制に反対する研究に取り組んできました。安保法制は絶対に許せない。動員・統制・管理の政治から、自由・自治・自立の社会を取り戻したい」と訴えると、大きな拍手が起こりました。
弁士と地方議員が登壇し、参加者全員で「山口から日本を変える」と唱和しました。