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2016年7月8日(金)

公明は自民と一体 改憲の推進力

代表が改憲で言い訳するが

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 公明党の山口那津男代表が街頭演説で、改憲問題について苦しい弁明を始めています。

 「公明党は自民党とは違います。草案をつくることはやっていません」「新しい価値を規定とし加える『加憲』というアプローチ。そこは自民党と違う」「すぐに9条を改正するという議論は、まるで成熟していない。そういう議論はすぐにするべきではない」(5日、兵庫県尼崎市)

 公明新聞2日付は、公明党を「改憲勢力」と呼ぶのは「レッテル貼り」だと「反論」していました。ところが、同党が主張する「加憲」について同党幹部が「いわば憲法改正論だ。その立場ははっきりしている」(石田祝稔政調会長、26日のNHK番組)と改憲の立場を明言していることなどを指摘され、今度は「自民党とは違う」と新たな言い訳を始めたのです。

 しかし、「加憲」には、「自衛隊の存在」「国際貢献」を加える9条改定が含まれます。「加憲」が自民党改憲案と違っていても、「改憲」であることに違いはありません。

 山口代表は、9条改定の議論は「成熟していない」と言いますが、安倍晋三首相は「9条に手をつけないといえるか」と問われても否定していません。安倍首相の狙う改憲の本丸が9条であることは明らかです。公明党はこれまでも、集団的自衛権の行使に「断固反対」と言っていたのに、安倍首相と一体に戦争法を進めてきました。

 今回の参院選でも、公明党は自民党と全面的に協力し、各地で自民党候補の当選をめざし活動しています。一方、公明党候補がいるところでは、安倍首相をはじめ自民党の支援を受けています。

 自民党が勝てば、安倍首相が強引に改憲を進めるのではと多くの有権者が危惧するもとで、公明党はまさに改憲の推進力となっているのです。


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