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2016年7月6日(水)

きょうの潮流

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 3万7873円。新生銀行が発表した「サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の毎月の小遣いは、1979年の調査開始以来、3番目に低い金額になりました▼ささやかな楽しみの「ちょっと一杯」も控えめに。知り合いの居酒屋の店主が嘆いていました。「毎週来ていた常連さんも来る回数が減った。酒も肴(さかな)も安いものを頼む人が増えて、客単価も減ったね」▼どうしても比べてしまうのが、自民党政治家の政治資金を使った飲み食いです。政治資金収支報告書によると、ヤミ献金の疑惑にまみれた甘利明前経済再生相は、2013年に940万円を支出。大臣室で業者から50万円を受け取った日の夜には、ワインの店で19万円も使っています▼今回の参院選に立候補している自民党議員もご多分にもれず“政治資金グルメ”が大好きなようです。本紙の調べでは香川選挙区の磯崎仁彦候補は、「飲食代」などで毎年100万円前後を使っています。そのなかには、銀座の会員制クラブに10万5000円という支出も▼和歌山選挙区の鶴保庸介候補は、キャバクラ店への支出まで収支報告書に記載(後に訂正)していました。舛添要一前都知事は、政治資金の公私混同などで辞任に追い込まれましたが、これでは五十歩百歩では▼憲法や暮らしの問題が大きな争点になっている今回の選挙。安倍暴走政治の旗振り役をつとめる自民党候補には、庶民感覚とかけ離れた“政治資金グルメ”の面からも、有権者の厳しい目が注がれています。


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