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2016年6月21日(火)

安倍改憲の是非 大争点に

憲法・経済で与野党党首がネット討論

志位委員長が発言

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(写真)9党首がそろったネット党首討論。正面右端は志位和夫委員長=19日、東京・六本木

 22日の参院選公示を目前にした19日夜、与野党党首による「ネット党首討論」がインターネット動画サイト「ニコニコ動画」などを通じて生放送されました。経済と憲法をテーマに各党首が論戦。憲法をめぐる議論では、安倍改憲を許すのかどうかが参院選の大争点であることが浮かびあがりました。

(志位委員長の発言)


首相「次国会から条文を議論」

 安倍晋三首相は、参院選後の国会から改憲議論を行うと明言。これに対し共産、民進、社民、生活の野党4党は安倍政権下での改憲議論に危機感を示し、安倍改憲に反対を表明しました。

 日本共産党の志位和夫委員長は、憲法9条2項の全面削除や「国防軍」の明記などを盛り込んだ自民党の改憲草案について「憲法が憲法でなくなるもの。憲法によって国家権力を縛るものではなく、憲法によって国民を縛り付けるものへと大変質させるものです」と指摘。「この自民党改憲草案を許すかどうかが、今度の選挙の大争点です」と強調しました。

 安倍首相は討論の冒頭、「この選挙においてもわれわれは憲法改正を目指していくことを選挙公約にちゃんと書いている」と強調。参院選の結果をうけ、「どの条文を変えていくか、条文の中身をどう変えていくかの議論を進めていきたい。次の国会から憲法審査会を動かしていきたい」と明言しました。

 一方、公明党の山口那津男代表は「憲法改正については、与党で合意をつくり発言するということではない」と責任回避の姿勢を示し、「国会の中で議論が成熟していないので、参院選では争点にならない」と争点隠しに終始。おおさか維新の会の松井一郎代表は「憲法改正が必要だ」と改憲補完勢力の姿勢を鮮明にしました。

 経済をめぐる討論で安倍首相は、有効求人倍率や消費税増税による税収増を含む数字などを挙げて、アベノミクスの成果を誇り、「しっかりとこの道を力強く前に進み、ギアを2段、3段上げ、エンジンをフル回転させる」と表明しました。

 アベノミクスの成果を誇る安倍首相に対し、ともに選挙協力をおこなう野党4党の党首は一致して批判。日本共産党の志位氏は、働く人の実質賃金が5年連続で減り、個人消費は2014、15年度と2年連続マイナスとなった実態を指摘し、「アベノミクスは失敗です」「アベノミクスはもうやめて格差をただし、経済に民主主義を確立する三つのチェンジが必要です」とのべ、(1)税金の集め方のチェンジ(2)税金の使い方のチェンジ(3)働き方のチェンジ―の三つのチェンジを提唱しました。


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