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2016年6月20日(月)

市民連合と野党党首の合同大街宣での志位委員長の訴え

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(写真)大街宣で訴える志位和夫委員長=19日、東京・有楽町

 19日に東京・有楽町で行われた市民連合と野党党首の合同大街頭宣伝での日本共産党の志位和夫委員長の訴えは以下の通りです。

全1人区で野党統一候補が実現――全部で自民党を倒そう      

 みなさん、こんにちは。今度の参院選は野党と市民が全国的な規模で選挙協力を行って、政権を倒すという、戦後日本の政治の中でも初めての画期的なたたかいになっています。(拍手)

 みなさんのお力によって全国32のすべての1人区で野党統一候補が実現しました(拍手)。野党4党が心を一つに結束し、市民のみなさんとも力を合わせて、1足す1が2ではなくて3にも4にもなるたたかいをやって、32全部で自民党を倒そうではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

 なぜ野党と市民が共闘しているのか。それは安倍政権がやってきたこと、やろうとしていることが、あまりに危険だからです。(「そうだ」の声、拍手)

 昨年の9月19日を思い出してください。国民の大多数が反対し、憲法学者の9割以上が憲法違反といった安保法制=戦争法を強行した。あのときに首相は国会でどういう答弁をしたでしょう。「次の国政選挙で国民の判断を仰ぐ」と言ったんですよ。だったらみなさん、審判を下そうじゃありませんか(「そうだ」「オー」の声、拍手)。憲法を破った勢力に退場の審判を下そうじゃありませんか。(「そうだ」の声、大きな力強い拍手)

憲法によって国民をしばりつける「自民党改憲案」――独裁と戦争への道にストップを

 安倍首相がやろうとしていることは、憲法の明文を変えていくことです。きょうの討論会でも問題になりましたが、自民党が2012年に決めた「自民党改憲案」を許していいのかどうか。これが、大きな争点です。

 この中身、恐ろしいことが満載です。9条2項を削除して、「国防軍」を書き込んで、世界のどこでも武力の行使を自由にやれるようにしています。「公益及び公の秩序」の名で国民の基本的人権を制約する。こういう中身が入っています。

 一言でいったら、憲法が憲法でなくなる―憲法によって権力を縛るんじゃなくて、憲法によって国民のみなさんを縛り付ける。こんな独裁と戦争への道は断固ストップをかけていこうじゃありませんか。(「そうだ」の声、力強い拍手)

「立憲主義の回復」の大義のもと4野党は結束――「野合」ではなく、希望だ

 きょう二つの党首討論会をやりますと、安倍首相は野党共闘に危機感を燃やして、いろんな攻撃をやってきます。「野合だ」って言うんですね。

 しかし、市民のみなさんの声に応えた活動が野合のはずがないじゃありませんか。(「そうだ」の声、歓声と拍手)

 野党4党は「安保法制の廃止、立憲主義の回復」という大義のもとに結束しております。「立憲主義を取り戻す」というのは、憲法を守るまっとうな政治を取り戻すということです。それは、あれこれの政策の違いがあったとしても、それを横においてでも最優先にやるべき仕事ではないでしょうか(「そうだ」の声、拍手)。野党共闘は野合じゃない(「そうだ」の声)。野党共闘は希望だということを訴えたいと思います。(「おー」の声、大きな拍手)

 そしてみなさん、野党4党は、「市民連合」のみなさんとの19項目の政策協定を結び、そして野党共同で国会に提出した15本の議員立法、こういうものを通じて「共通政策」を豊かに発展させています。政策バラバラなんてことないですよ(「そうだ」の声)。やる気になったら、この国の政治を担えるくらい、立派な進化を遂げているのが、野党と市民の共闘ではないでしょうか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

自公と補完勢力を少数に追い込み、安倍政権を打倒しよう

 みなさん、この希望を本当に現実のものにしていこうではありませんか。どうかみなさん、全国で野党を勝たせていただいて、市民のみなさんのお力で32全部勝たせていただいて、自公とその補完勢力を少数に追い込み、安倍政権を打倒しようではありませんか(「そうだー!」の声、大きな拍手)。憲法の立憲主義、民主主義、平和主義が生きる新しい政治、個人の尊厳を擁護する政治をつくるために頑張ろうではありませんか(拍手)。私もみなさんと力をあわせて、この選挙、頑張り抜く決意を申し上げまして、私の訴えといたします。頑張りましょう。(「オー!」の声、大きな拍手)


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