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2016年6月11日(土)

比例70万票 市民とともに

躍進の波で あさか予定候補必ず 志位委員長訴え

神奈川

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(写真)参院選勝利へ向けて志位委員長と椎葉比例予定候補、あさか選挙区予定候補が訴える党演説会=10日、横浜市

 日本共産党神奈川県委員会は10日夜、横浜市中区の横浜文化体育館で、志位和夫委員長を迎えて演説会を開きました。3階席までぎっしり埋まった会場は、拍手と歓声が何度もわき熱気にあふれました。

 SEALDs(シールズ)の奥田愛基(あき)さんがあいさつし、個人の尊厳を守る“国民のための政治”が求められていると述べ「しなやかに団結しましょう」と呼びかけました。無党派や保守を自認する県内の市民グループ代表3氏もスピーチや歌で野党共闘や共産党への熱い期待を語るなど“市民とともにたたかう選挙”にふさわしい演説会となりました。

 椎葉かずゆき参院比例予定候補は「命を奪い、希望ある人生を奪う米軍基地は撤去以外にない。新しい政治を実現する国会で働かせてほしい」と決意表明。あさか由香参院選挙区予定候補も「“憲法9条を守れ”は若者の願い。戦争法でなく9条を生かした平和の外交を」と訴えました。

 志位氏は、野党共闘の成功と日本共産党の躍進を必ず勝ちとる二つの大目標に挑戦したいと表明。このなかで、野党共闘に危機感を燃やす安倍首相が“政策の違うものが選挙協力をやることは許せない”“民進党と共産党が一緒になってどんな経済政策ができるのか”などと、連日のように攻撃を繰り返していることに二つの点から反論しました。

 志位氏は、野党は「安保法制=戦争法廃止、立憲主義を取り戻す」という大義のもとに結束し、日本共産党は初めから日米安保条約や自衛隊などの独自政策を野党共闘に持ち込まない姿勢をとっているとして、「許せないのは戦争法の強行によって立憲主義を破壊した安倍政権ではないか」と訴えると、「そうだ」の声と拍手が響きました。

 さらに、野党は15本の議員立法の共同提出や「市民連合」との政策協定などによって「共通政策」を豊かに発展させていると指摘。保育士や介護福祉職員の給与引き上げ、長時間労働是正、最賃大幅引き上げ、給付型奨学金などの「共通政策」を確認してきたことを示し、「暮らし応援で経済を良くする方向が示され、『アベノミクス』への対抗軸がしっかりすえられています。その気になれば、政権を立派に担えます」と力を込めると、大きな拍手がわきました。

 志位氏は「神奈川県で比例代表で70万票以上に躍進し、日本共産党躍進の波のうえにあさか由香さんの魅力をのせ、自民、公明を倒してあさかさんを押し上げる姿勢に徹することが勝利への道です」と強調。13年参院選では畑野君枝氏(現衆院議員)が僅差の次点まで追い上げ、地方議員は3年前より16人増えたことにふれ、「増えた定数を共産党がとらずしてどうするか。神奈川の底力を発揮すれば必ず70万票の獲得はできます。こうしたたたかいを市民と力をあわせてやりましょう」と力を込めると「よーし」の声がかかりました。

 さらに志位氏は、「アベノミクス」一本に争点を狭めて参院選をやりすごそうとする安倍・自公政権に対し、今度の参院選は「安倍暴走政治」の全体が問われる選挙だとして、安保法制=戦争法と憲法改定、「アベノミクス」と消費税大増税、沖縄基地問題などをめぐる対決点を詳しく説き明かし、どの問題でも日本共産党が打開の展望を示し、国民との共同で政治を変えようとしている姿を生き生きと語りました。

 このなかで、格差をただし、経済に民主主義を実現する党の経済改革を示し、「税金の集め方」では、(1)大企業への優遇税制をただし、中堅・中小企業並みの税負担を求める(2)富裕層への優遇税制をただし、適正な課税を行う(3)タックスヘイブン(租税回避地)を利用した「税逃れ」を徹底追及する―という「三つの税逃れ」をただすことによって、「消費税にたよらない別の道」へのチェンジをはかる立場を強調しました。

 志位氏は、翁長沖縄県知事を支える県政与党勢力が大勝利した県議選や、米軍の基地あるがゆえに繰り返される事件・事故に怒りがひろがっていることに言及。沖縄に次いで米軍基地が集中している神奈川県では、米軍人による犯罪が1990年から2015年までに748件にのぼると告発し、「沖縄と本土の連帯、沖縄と神奈川の連帯で、基地のない沖縄、基地のない神奈川、基地のない日本をつくろう」と呼びかけると、会場から割れるような拍手が起きました。

 志位氏は最後に、野党の目標は与党とその補完勢力を少数に追い込むことであり、「野党共闘の成功と日本共産党躍進の二大目標に掛け値なしに挑みたい」と表明。参院選で安倍政権を退陣させ、解散・総選挙に追い込み、衆院でも自民、公明を少数に追い込むことができれば野党連立政権に道が開かれる展望を示し、「日本共産党の大躍進で新しい政治、新しい政府をつくりましょう」と熱く訴えました。


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