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2016年6月5日(日)

改正「法テラス」成立

DV被害など支援さらに

仁比氏が要求

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(写真)質問する仁比聡平議員=5月26日、参院法務委

 法テラス(日本司法支援センター)改正案が5月27日の参院本会議で全会一致で可決・成立しました。日本共産党の仁比聡平議員はこれに先立つ26日の参院法務委員会で、同改正案について質問に立ちました。

 仁比氏は、同改正案がストーカー、DV、児童虐待被害者のために資力を必要としない相談支援を拡充する一方、弁護士が被害者とともに警察や裁判所、医療機関などに赴いて調整する同行支援を援助対象としなかった問題をとりあげ、「被害者に対して息長く対応し、加害者の暴力から守るためにも必要だ」として拡充を求めました。

 岩城光英法相は「DV被害者殺害などが起きているが、担い手となる弁護士、関係機関等との役割分担や協力体制などを検討し、整備すべき事項が少なくないため改正案では見送った」と合理化しました。

 仁比氏は、北海道釧路市で性虐待被害者が加害者を訴えた損害賠償請求事件で、除斥期間の壁をのり越えて最高裁で2015年に勝訴を確定させた例を示し、「困難な事件でも弁護士の支援を受けられる権利保障が法テラスの原点だ」と指摘。国民の法的ニーズをつかんで財源確保の決断をすべきだと要求しました。


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