2016年5月23日(月)
東亜建設の不正追及
本村氏 国交省なぜ見抜けず
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日本共産党の本村伸子議員は18日の衆院国土交通委員会で、東亜建設工業が受注した羽田空港の地盤改良工事で施工不良、虚偽報告が行われた問題について、偽装を見抜けなかった国交省の責任を追及しました。
新たに羽田空港H誘導路、松山空港、福岡空港でも同様の事案が判明しました。国交省はいずれの事案もバルーングラウト工法を採用し発注していたことから工法そのものに問題があったのではないかと指摘し、同工法で受注した工事を確認。国交省の大脇崇大臣官房技術総括審議官は、同工法を採用した理由について東亜建設が「過去の空港工事における同種の工法の施行実績や民間業者の試験施工の報告に基づき採用した」と答弁しました。
本村氏は発注者の責任として国交省の事前評価・採用の在り方について見直し検討することを求めました。
さらに本村氏は「民間を含め全て施工状況、達成率を調査公表するべきだ」と要求。大脇技術総括審議官は、港湾の岸壁工事で実績があることを明らかにし、公共・民間工事についても報告するよう指示していると述べました。