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2016年5月23日(月)

沖縄 喪章つけ怒りの抗議

米軍撤退求め女性集会 遺体遺棄事件

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 元米海兵隊員の事件被害女性を追悼し、米軍の撤退を求める集会が22日、沖縄県北中城(きたなかぐすく)村の在沖米軍司令部がある米軍キャンプ瑞慶覧(ずけらん)ゲート前で開かれました。約1200人が黒や白い服装で、喪章をつけ、被害者に黙とうしました。


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(写真)元米海兵隊員の事件被害女性を追悼する人たち=22日、沖縄県北中城村

 「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」が呼びかけ、参加者は「ただ安心して安全に沖縄で暮らしたいだけ」「基地はいらない、アメリカに持ち帰って」など、それぞれの思いを込めた自作のプラカードなどを持ってゲート前に立ち、静かに怒りをぶつけました。

 安全な社会を実現するため沖縄から全ての基地・軍隊の撤退を求める米大統領や安倍首相らあての要求書が読み上げられた後、参加者は基地のフェンス沿いを歩き、15分おきに基地に向かって一斉にプラカードを掲げました。

 涙を流しながら歩く人や、「にんげんがたのしくへいわにくらせますように」と願いを紙に書いた子どもたちの姿もありました。

 遺体遺棄容疑で逮捕された米軍属のシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32)は乱暴し殺害したことを示唆する供述をしており、後を絶たない米軍犯罪に抗議しました。

 73歳の女性=沖縄市=はベトナム戦争当時、米軍人の住宅でハウスメイドをしていて、風呂上がりの雇い主の米兵に暴行されそうになった経験を語り、「普段は非常に紳士的だった人が出征前だからか、おかしくなってしまった。こういう恐怖の世の中を変えるには、もう基地は撤去するしかない」と話しました。

 那覇市の女性(67)は「戦場で人を殺す訓練をする人がたくさんいる基地を置いて、何度犯罪が起きても再発防止とか、通り一遍のことしか言わない日本政府にも今回の事件を招いた責任があると思う」と怒りを込めました。

 日本共産党の玉城ノブコ、ニシメ純恵両県議らも参加しました。


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