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2016年5月19日(木)

待遇格差 是正求める

高橋氏 厚労省「法改正を検討」

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=13日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は13日の衆院厚生労働委員会で、「同一労働同一賃金」の実現に向けて安倍内閣の姿勢をただしました。

 高橋氏は、塩崎恭久厚労相が派遣法に、パートや有期雇用と同じように「不合理な労働条件の禁止」「差別的取り扱いの禁止」を加えると答弁していることに関し、派遣法の改正のみでよしとするのかと質問。待遇格差を許容する要件についても、「パート法でも是正の対象は32万人程度とわずかだ。『人材活用の仕組み』を要件とすれば、きわめて限られる。削除すべきだ」と述べ、職務内容が同じであれば対象とするよう求めました。

 厚労省の坂口卓・派遣・有期労働対策部長は、法改正について「パート法、労働契約法、派遣法を含めて検討する」と答弁。パート法の差別禁止規定でも「対象者は限られている」と認め、「検討していきたい」と答えました。

 高橋氏は、EU(欧州連合)は賃金差が合理的である立証責任を企業側に課しているとして、日本でも導入すべきだと主張。坂口氏は「検討会で実効性ある方策を検討してもらう」と述べるにとどまりました。

 高橋氏は、「均等待遇を一定実現することで非正規労働者が固定化されてはならない」と強調しました。


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