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2016年5月10日(火)

共産党首都圏合同街頭演説 参院選予定候補者の訴え(要旨)

平和・暮らし守る確かな議席

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 「日本共産党の躍進で、安倍政権に審判を」「平和、憲法、くらしを守る政治に転換しよう」―9日、東京・新宿駅西口で開かれた日本共産党首都圏合同街頭演説で、2カ月後に迫った参院選をたたかう日本共産党の比例代表と東京(改選6)、埼玉(3)、茨城(2)、神奈川(4)、千葉(3)の選挙区の予定候補者の力強い訴えに、聴衆から「頑張れ」の大きな声援と拍手が送られました。各予定候補者の訴えの要旨を紹介します。


保育の願いにこたえる

比例予定候補(東京)田村智子氏

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(写真)田村智子氏

 繰り返し国会で質問してきたのが、保育所待機児童の問題です。「庭があって、保育士が子どもの育ちに寄り添ってくれる認可保育所を増やしてほしい」というお母さんたちの願い、「大好きな保育の仕事を、生活費に心配なく働き続けたい」という保育士さんたちの願いに政治が応えるのは当然です。この立場で一歩も引かずに、「最低でもGDPの1%は保育や幼児教育の予算に」と求めてきました。

 安倍内閣が進める待機児童対策は、子どもを保育所に詰め込み、規制緩和を進めることです。保育の専門性、子どもたちの育ちを何と考えているのでしょうか。安倍内閣を退陣させ、子どもたちの命とくらしを守るために全力で頑張ります。

世界に誇れる憲法守る

比例予定候補(北関東)おくだ智子氏

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(写真)おくだ智子氏

 今、安倍政権によって戦争する国づくりが進められようとしている一方で、多くのみなさんが立ち上がり、主権者として声をあげ続けています。私も小学生の息子を育てる母親として、「だれの子どももころさせない」の思いでいっぱいです。

 5月1日の埼玉県中央メーデーで、イタリアからの留学生のカップルが飛び入りでデモ行進に参加しました。彼らは、「憲法は大事だし、平和が一番。憲法を壊す安倍さんはだめ」と語ってくれました。日本国憲法は、世界に誇れる日本の宝です。それを乱暴に壊そうとしている安倍政権にはこの際、お引き取りいただきましょう。

 「戦争する国づくりストップ」「憲法守れ」の思いを共産党に託してください。

だれもが学べる学費に

比例予定候補(南関東)椎葉かずゆき氏

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(写真)椎葉かずゆき氏

 学費のために、奨学金を返すためにアルバイトをかけもちし働かざるを得ない若者の実態を文部科学省や財務省にぶつけ、奨学金制度の充実を求める署名運動などにも取り組んできました。

 安倍政権は大学関係の予算をさらに減らそうとしています。親の経済力で人生が決められようとしていることは許されません。大学の授業料を10年間で半減し、返済不要の奨学金をスタートさせます。

 「誰かの役に立ちたい」という若者の正義感こそ新しい社会をつくる推進力です。

 若者が経済的にも自立し安心して学び続けられる社会、どの子も笑顔で学べる日本をつくるため、みなさんとしっかり力を合わせて全力でがんばります。

過労死生む異常ただす

東京選挙区予定候補 山添拓氏

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(写真)山添拓氏

 今度の選挙は若い世代の力で政治を大きく動かし、自民・公明に変わる暮らしのための新しい政治、若い世代の夢や希望ある社会を実現したい。

 弁護士として労働者の事件に労働者の立場で取り組む中で、過労死された家族の事件を扱いました。長時間労働があまりにもひどく、タイムカードは毎日のように25時、26時、27時と明け方まで働き、翌日朝また仕事に行く。そんな中で脳の病気で命を落とされました。

 働き過ぎで命を落とすこの国の異常は、政治を変えて克服しましょう。働く者の命と暮らしを守るルールをつくり、徹底させることを日本共産党に、東京では私を国会に押し上げていただき、取り組ませてください。

最賃上げ貧困をなくす

埼玉選挙区予定候補 伊藤岳氏

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(写真)伊藤岳氏

 アベノミクスの3年間で貧困が隣り合わせの「貧困大国」に変えられてしまいました。

 ホームレスの方への声かけ活動で出会った男性は、枕元に通勤かばんを置いて路上に寝ていました。おそらく数カ月前はこのバッグで通勤していたのでしょう。こういう方が一気に貧困に突き落とされてしまう。

 正規の仕事になかなか就けない、賃金は上がらない、いざ親の介護が必要なとき、どの施設も待機で介護離職に追い込まれる。そして貧困に突き落とされる。これは「アベ政治」がつくり出した人災ではないでしょうか。

 最低賃金を引き上げる。同一労働・同一賃金を法律で定める。政治の力で正規雇用、賃上げをという流れをつくり出します。

TPP撤回食の安全を

茨城選挙区予定候補 小林きょう子氏

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(写真)小林きょう子氏

 安全な食料は日本の大地からと、遺伝子組み換えでない大豆の自給率を高める運動などを広めてきました。

 福島原発事故のとき、ホウレンソウなどの生産物が汚染で出荷できないと途方に暮れた農家と一緒に東電や政府に何回も足を運び、損害賠償をかちとりました。

 TPP(環太平洋連携協定)で、自民党は「断固反対」とポスターまで作っていたのに、安倍首相は「そんなことは一度も言ったことはない」と発言して、農家は怒り心頭です。消費者からも「食の安全がどんどん侵される。TPPは絶対やめてほしい」という声も響いています。

 第2の農業県の茨城から、TPP断固撤回まで頑張ります。

軍拡でなく対話で平和

神奈川選挙区予定候補 あさか由香氏

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(写真)あさか由香氏

 1歳と4歳の子どもの母親として、「誰の子どもも殺させない」と、必ず戦争法を廃止する決意です。

 神奈川県は米海軍・陸軍の司令部がある基地県です。原子力空母が米本国以外に唯一母港を置いています。

 戦争法で、米軍と自衛隊がいっしょに戦争に突き進む危険が高まっています。日本の平和に必要なのは軍拡競争ではなく、対話の枠組みをつくる「北東アジア平和協力構想」です。憲法9条を生かした平和外交で、世界に希望を広げましょう。

 8時間働けば普通に暮らせる社会をつくりたい。長時間過密労働や非正規雇用が増えたのは自己責任ではなく、政治の責任。同一労働同一賃金、最低賃金引き上げのため、全力でたたかいます。

公共事業は福祉向上で

千葉選挙区予定候補 浅野ふみ子氏

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(写真)浅野ふみ子氏

 木更津市役所で初の女性の土木技師として道路と下水道の建設に携わってきました。その原点は、土砂崩れで老人ホームに入所されていた多くの方々が犠牲になった災害です。熊本の地震では、60人以上が亡くなっています。大規模災害を政治が「想定外」などと責任を逃れることは絶対に許されません。

 土木技師の役割は、公共の福祉の向上です。リニア新幹線など無駄な大型開発では、一部のゼネコンのもうけだけ。地震や津波対策、公共施設や住宅の耐震補強、保育所や特養ホームの建設を進めることこそ福祉の向上につながります。

 土木事業を大型開発から身近な公共事業へ、そして福祉の向上へ抜本的に転換するため全力で頑張ります。


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