「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年4月29日(金)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 子どもの進学を機に自宅の模様替えをしました。家具を移動させ、床に積まれた物を整理し、着なくなった服を処分して…と片付けは重労働。まだまだ時間がかかりそうです▼本棚の上や床に物がないのは、見た目の美しさや暮らしやすさだけでなく、災害時の安全や避難経路の確保にも重要なこと。熊本で被災した友人の話を聞いて改めて痛感しました▼大地震から2週間。長引く避難生活で住民の健康悪化が深刻です。被災者の命をどう守るか、政府の責任が問われています。同時に今こそ各家庭でも考えたいのが、地震直後は届かない救援物資を待つ間に必要な、水や食料の備えです▼阪神・淡路大震災で被災した料理研究家の坂本廣子さんは自らの体験から「がんばらない防災」を提唱しています。特別な物を準備するというより、普段の暮らしに、非常時に役立つ物を少し足して備えるというものです▼例えば食料。野菜が手に入らないときに重宝する乾物の切り干し大根や乾燥ワカメなどを備蓄し、それを日々の料理でも使って、作ったり食べたりするのに慣れておきます。缶詰やレトルト食品はつらいときに食べて元気が出るよう、少し高くてもおいしいものを選ぶことを勧めています▼災害を想定した「おうちキャンプ」も体験してみたい。電気・ガス・水道を使わずに備蓄品を調理し、食べてみる。実際に避難経路を歩いたり寝袋で寝てみたり…。今日から始まる大型連休、そんな過ごし方で防災について考えてみるのはどうですか。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって