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2016年4月12日(火)

きょうの潮流

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 いまだに雪が舞い、寒風吹きすさぶ北の大地。その中を元気いっぱい、やさしい笑顔に信念を込めて走り回る女性がいます。衆院北海道5区の補選で市民と野党が推す池田まきさんです▼白いダウンにピンクのたすき。一人ひとりと握手を交わす候補者をとりかこむ、子連れの母親や高齢の夫婦、若者たちの姿。「誰一人、置いてきぼりにしない」「ふつうの人から豊かになろう」。彼女の訴えは、視線の先にいる多くの市民と響き合います▼家庭内暴力におびえた幼少期。おとなや社会に冷たさを感じながら、自然と弱者に向き合い、寄り添うように。20年間、福祉の現場で働いてきたのも生きる権利を脅かされている人びとの側にいたかったから▼そしていま、血のかよわない政治を変えるために。シングルマザーとして2人の子どもを育ててきた池田さんは、なによりも弱者をきりすて、命を軽んじる政治に憤りを。自衛隊員を危険にさらす戦争法はその最たるものだと▼相手は共闘を恐れています。野党と市民がつながれば、なによりも大きく、たしかな力になる。それは自分たちにはできないこと。だからこそ分断と対立の種をまき散らすのです▼「この5区をこえた全国の市民の同じ思いをすべて受けとめたい」と決意する池田候補。おれたちの、私たちの選挙と声を上げる市民。共闘によって時の権力を倒す。戦後日本の転換点にわきおこった初めての壮大なたたかい。告示のきょう、思いは一つ。新しい政治、新しい日本をここから。


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