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2016年3月5日(土)

宮城で初の5野党統一候補

書記局長・幹事長協議 市民団体との協議再開へ

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(写真)会談に臨む5野党の書記局長・幹事長。右から2人目は日本共産党の山下芳生書記局長=4日、国会内

 日本共産党と民主党、維新の党、社民党、生活の党の5野党書記局長・幹事長は4日、国会内で安保法制=戦争法の廃止や国政選挙での最大限の協力など5野党党首合意(2月19日)の確認事項の具体化に向けた2回目の協議を行いました。

 参院宮城選挙区(改選数1)の桜井充予定候補=現、民主公認=を他の4野党が推薦・支持することで合意したほか、他の1人区での調整・一本化や「共通政策」の具体化を進めることを確認しました。

 桜井氏は、参院1人区で5野党が協力して勝利をめざす「5野党統一候補」の“第1号”となりました。日本共産党県委員会と民主党県連の政策協定で桜井氏は、安保法制廃止、アベノミクスがもたらした格差の是正、原発依存脱却、不公平税制是正、民意を踏みにじる米軍新基地に反対、安倍政権打倒―の6項目を掲げています。会談で維新、社民、生活の3党も同協定を積極的に評価し、それぞれ推薦・支持するとしました。

 選挙に向けた「共通政策」の探究に関しては、戦争法廃止と集団的自衛権行使容認の「閣議決定」の撤回、貧困と格差、民主主義や個人の尊厳に関する問題など「大きなくくりで打ち出していくことが大事だ」との認識が共有されました。「国民多数が反対する消費税増税や原発再稼働、アベノミクス、沖縄米軍新基地などの分野で打ち出してはどうか」「宮城選挙区での政策協定は5野党の共通項になりうる」などの意見が出されました。

 市民運動との連携と協議の再開を確認し、来週にも5野党書記局長・幹事長と、戦争法に反対してきた市民団体との懇談会を行う見通しとなりました。

 参院1人区の調整・一本化を優先する一方、早期解散の可能性もある衆院小選挙区での協力の協議も開始することで一致しました。

 日本共産党の山下芳生書記局長は会談後の記者会見で、「前回にも増して5党党首合意の実現へ心合わせて進めていこうという気分が高まっている」と強調。「自公対民共の対決」との安倍晋三首相の発言に対して、山下氏は「民主、共産だけでなく5野党が市民とスクラムを組んで安倍政権を打倒する」と決意を表明しました。さらに「5党党首合意が市民に歓迎され、市民の声は『野党は共闘』から『選挙に行こう』『選挙に勝とう』になり、市民の運動が発展している」と語りました。


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