2016年1月24日(日)
“憲法価値学びたたかう力に”
第1回 若者講座開く
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若者憲法集会実行委員会は23日、第1回目の「若者憲法講座」を東京都内で開きました。講座は「今あらためて憲法が脅かされる危険性を生活にひきつけて考え、憲法の価値を確認して、たたかう力にしたい」という思いをこめて始まりました。この日のテーマは沖縄基地問題。
呼びかけ人の一人、原水爆禁止日本協議会の梶原渉(わたる)さんが「戦争法が施行されればまず沖縄新基地が拠点になり、日本から武器と軍が戦争に出て行く。戦争法と基地問題は切っても切れない関係です。基地問題に関しても阻止するために本土から何ができるか考えたい」と語りました。
元沖縄タイムス記者で、フリージャーナリストの渡辺豪(つよし)さんが講演。政府が目指す軍拡は周辺国との緊張を高め、軍事問題の根本解決にはつながらないことを指摘。「基地は日本にとってメリットがなく、(基地の問題を)克服することは日本全体の利益につながる」ことなど、沖縄基地の実態を告発しました。
沖縄の基地を訪れた大学生をはじめ、参加者が思いを交流し「どう問題意識を広めるか」などについて意見交換。学習後、池袋駅前で辺野古新基地建設反対と戦争法廃止を求める「2000万署名」などに取り組みました。
「若者憲法講座」は今後、5月の憲法記念日に向け、毎月1回のペースで開催される予定です。